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namusyakaぶろぐ

やぁやぁやぁ

小説を投稿するWebサービスを作って一年以上が経過した男

webサービス ssnote

小説を投稿するWebサービスを作って一年以上が経過した男

2013年9月12日に小説投稿サービス ssnoteリリースしてから早いもので一年以上が経過した。 現在登録者数は4600人を越えていて、未登録ユーザーの利用も考慮すると一日約一万人ほどが利用するサービスになっている。 爆発的な右肩上がりというわけにはいかなかったが、それなりに利用されるWebサービスを作れたということで、当初の目的は達成できたといえるだろう。 この記事では、サービスリリース後から現在に至るまでにあった様々な出来事から得た知見や、運営時に気をつけていることについてまとめる。

ユーザー視点とは...

個人法人問わず、自分たちでサービスを展開している人たちならば耳にタコができるほど聞いている事だと思うし、口が酸っぱくなるほど言っていることだとも思う。 ユーザー視点でサービスを開発・運営するということは大切だ。しかし残念ながら、私にとってはこれが難しかった。 サービスを開発する上で、一番やる気が出る時というのは、技術的な問題の解決をはかるときだ。 ところが、それだけに注力していてもユーザーは満足しないし、むしろそういった課題を頑張って解決したところで多くのユーザーはきっと気づかない。それは良いことだとも思うけど。 もちろん大勢のユーザーに使われているサービスということで、どうすればユーザーはもっと満足してくれるかなどということも考えるには考えるし、別に真剣にやっていなかったわけじゃない。 が、ともすればそれは独りよがりなものになってしまいがちで、ユーザーと開発者には想像以上の隔絶があることを知った。

じゃあどうすればいいのということなんだけど、私はファンの意見に耳を傾けるようにしている。 自分自身が真の意味でユーザー視点を持つことができないのであれば、実際にユーザーの視点を持つ人に話を聞くのが手っ取り早い。 幸いにして、ssnoteには熱心な愛好家とでもいうべきユーザーがそれなりにいて、貴重なアドバイスをくれたりする。 そうした愛好家というのはアドバイスをくれるに留まらず、ユーザー間でおこったトラブルを率先して解決してくれていたりするので、非常にありがたい存在だ。 正直、運営する身としては情けないことこの上ないのだが、愛好家のおかげでssnoteの運営が成り立っているという面もある。感謝しています。

UIの改善?

ユーザー視点と被る話ではあるんだけど、いかにもイケてないUIがあったとして、それを改善すると開発者としては「やってやったぜ」っていう感じで満足感に浸ったりする。 ところがユーザーからするとそう簡単な話ではなくて、「前のが良かった!戻せ!」となったりするようだ。 どれだけイケてないUIであろうとユーザーが慣れてしまえばそれはベストなUIに変化するらしい。住めば都的な。 ユーザビリティとかに疎い自分からすると結構ありがたい現象ではあるが、いざ改善するとなったときには厄介だ。 改善はつまり、ユーザーの慣れの破棄を強要する行為だと言えるだろう。 まあ自分としてはそれは必要悪だと認識しているので、ssnoteでは大抵の場合元に戻さない。 その代わりにユーザーに対しての説明責任はあるだろうと思っていて、個別にでもできるだけ親身に対応している(つもり)。 これについては今後も迷惑をかけるかもしれない。デザインとか一ヶ月も同じものが続くと飽きちゃうんだよな。

独自の文化の形成

能力不足故かもしれないが、しばしば自分の思い通りにならないことが起こったりする。 例えばssnoteでは現在、グループコミュニティなる機能が実装されていて、ユーザーがグループを作ってコミュニケーションを楽しむ場を自由に作る事ができる。 もともとこんな機能はなかったし、作る予定もなかったんだけど、ユーザーの間でssを書くためのスレッドを使ってグループを形成する人たちが現れ始めて、運営がそれに迎合する形でリリースした。 正直最初は小説を書くためのサービスなのにな..と当初の構想から離れたものを作るハメになることに対して、少なからず不満を抱いていたりもしたわけだが、結果としてはそれが上手くハマってくれたと思う。 今はメイン機能の一つにまで成長した。ユーザーが独自に形成した文化をサポートするというのも一興。というかやってみると意外と面白かった例。

罵倒される覚悟

サービスを運営していれば色んなユーザーの反応を目にすることがあるし、直接お問い合わせから様々な意見を送ってくれたりもする。 好意的な意見が多いが、中には罵倒するようなものも意外とある。マジかって思うことも多々ある。

「こんなクソサービスさっさとやめろ」

「管理できねえならはじめから作るんじゃねえよ」

「namusyaka死ね」

数を挙げればキリはないが、実際色々言われる。 単なるユーティリティサービスでなく、SNSのような側面を持つWebサービスの開発を考えている人は、こういった降り注ぐ罵倒に耐えるための覚悟は持っておいたほうが良いのかもしれない。 よかれと思ってやっているのに人格否定とかされるのは精神的に辛かったりしそう。

収入的なこと

アクセス数でいうと月400万PV程度だけど、収益はそんなに多くない。 登録ユーザーに対しては広告を表示していなかったり、そもそも広告をそんなに多く設置していないのが主な理由。 登録ユーザー数が一万人越えたら、有料のプランの提供を考えてみてもいいかもしれないとは思っているがまだ未定。

終里